電子添文には、薬物動態に関する以下の記載があります。
■単回投与
健康成人男性にリセドロン酸ナトリウムとして2.5mg又は5mg注)を絶食下単回経口投与した時の血漿中濃度のパラメータ及び累積尿中排泄率は下表のとおりである。(引用1、2)
また、65歳以上の健康な高齢者女性及び男性にリセドロン酸ナトリウムとして5mg注)を絶食下単回経口投与した時の血清中濃度推移及び累積尿中排泄率は下表のとおりであり、高齢者のCmax、AUC0-24及び累積尿中排泄率は非高齢者と比較して高かった。なお、高齢者女性と男性との間に差は認められていない。(引用1)
■反復投与
骨粗鬆症患者を対象として、リセドロン酸ナトリウムとして5mg注)を1日1回起床時に24週間反復経口投与した時、投与24時間後の血清中濃度は投与8週目以降増加する傾向はなく、血清中濃度推移からは蓄積性はないと考えられる。(引用3、4)
注)国内における承認用量は1日1回2.5mgである。
【引用】
1)アクトネル錠2.5mg添付文書 2023年1月改訂(第1版) 16.薬物動態 16.1血中濃度 16.1.1単回投与
2)Y. Ogura et al.: J. Bone Miner. Metab. 2004; 22: p111-119 [ACL-0085]
3)アクトネル錠2.5mg添付文書 2023年1月改訂(第1版) 16.薬物動態 16.1血中濃度 16.1.2反復投与
4)岸本英彰 他: Osteoporosis Japan 2002; 10: p61-82 [ACL-0002]
【更新年月】
2023年5月