インタビューフォームには、製品の治療学的特性として以下の記載があります。(引用1)
(1) 中枢神経系の電位依存性ナトリウムチャネルにおける高頻度発火を抑制する。
(2) 投与開始後、1~2週間で維持用量に到達することが可能である。
(3) LGS注)患者を対象とした国内での無作為化比較試験で、他の抗てんかん薬との併用療法での有効性及び安全性が確認されている。
(4) LGSの強直発作及び脱力発作、並びにその他の発作に対して有効である。
(5) 国内の臨床試験において、イノベロンを投与した総症例58例中41例(70.7%)に副作用が報告されている。主な副作用は、傾眠(20.7%)、食欲減退(17.2%)、嘔吐(12.1%)、便秘(10.3%)であった。(承認時)なお、重大な副作用として、薬剤性過敏症症候群、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれることがある。
注)Lennox-Gastaut症候群
【引用】
1)イノベロン錠100mg・錠200mgインタビューフォーム 2020年5月改訂(第5版) I.概要に関する項目 2.製品の治療学的特性
【更新年月】
2020年9月