電子添文には過量投与について以下の記載があります。
13. 過量投与(引用1)
13.1 徴候・症状
過量投与後にみられた主な症状は、精神状態変化、激越及び攻撃的行動であった。
13.2 処置
過量投与の際の特異的な薬物療法はない。なお、腎透析によるクリアランスの促進は期待できない。
インタビューフォームには過量投与について以下の記載があります。
(解説)(引用2)
13.1 外国臨床試験においてペランパネル経口製剤を過量服用した事例が報告されており、その際、精神状態変化、激越及び攻撃的行動がみられたため、設定した。
13.2 本剤には、過量投与の際の特異的な薬物療法はなく、腎透析によるクリアランスの促進は期待できないことから設定した。
【関連情報】
インタビューフォームには透析除去率について以下の記載があります。
透析等による除去率(引用3)
該当資料なし
また、インタビューフォームには血漿蛋白結合率について以下の記載があります。
血漿蛋白結合率(引用4、5)
95.3%~95.8%(in vitro、ヒト血漿、濃度20~2,000ng/mL)
【引用】
1)フィコンパ点滴静注用2mg電子添文 2024年1月作成(第1版) 13. 過量投与
2)フィコンパ点滴静注用2mgインタビューフォーム 2024年2月作成(第1版) VIII. 安全性(使用上の注意等)に関する項目 10.過量投与
3)フィコンパ点滴静注用2mgインタビューフォーム 2024年2月作成(第1版) VII. 薬物動態に関する項目 9. 透析等による除去率
4)フィコンパ点滴静注用2mgインタビューフォーム 2024年2月作成(第1版) VII. 薬物動態に関する項目 5.分布 (6)
5)社内資料:ペランパネルのin vitro ヒト血漿蛋白結合率(2016年3月28日承認、CTD 2.6.4.4.3) [FYC‐0006]
【作成年月】
2024年2月