MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩:エフピー、ラサギリンメシル酸塩:アジレクト)は「併用禁忌」に設定されており、併用できません。(引用1)
その他のパーキンソン病治療剤は、「併用禁忌」や「併用注意」に設定されていません。(引用1、2)
電子添文の「10.1併用禁忌」に以下記載があります。
■10.1併用禁忌(併用しないこと)(引用1)
・薬剤名等:MAO阻害剤[セレギリン塩酸塩(エフピー)、ラサギリンメシル酸塩(アジレクト)]
・臨床症状・措置方法:高血圧クリーゼ及びセロトニン症候群等の重篤な副作用発現のおそれがある。本剤の投与を中止してからMAO阻害剤の投与を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔を置くこと。また、MAO阻害剤の投与を中止してから本剤の投与を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔を置くこと。
・機序・危険因子:本剤はMAO-B阻害作用を有することから、相加作用のおそれがある。
【関連情報】
■用法及び用量
本剤は、レボドパ含有製剤と併用する。通常、成人にはサフィナミドとして50mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じて100mgを1日1回経口投与できる。(引用3)
【引用】
1)エクフィナ錠50mg電子添文 2020年12月改訂(第4版) 10.相互作用 10.1併用禁忌(併用しないこと)
2)エクフィナ錠50mg電子添文 2020年12月改訂(第4版) 10.相互作用 10.2併用注意(併用に注意すること)
3)エクフィナ錠50mg電子添文 2020年12月改訂(第4版) 6.用法及び用量
【更新年月】
2022年12月
KW:エフピー、アジレクト、併用禁忌、併用注意、コムタン、トレリーフ、他剤併用、抗パ剤、使用可能な抗パーキンソン剤