添付文書及びインタビューフォームには、小児への投与に関する以下の記載があります。
(1)発疹及び発熱等の症状が認められた場合には注意すること。小児には、発疹の初期徴候は感染と誤診されやすい。(引用1)
(2)低出生体重児、新生児、乳児、4歳未満又は体重15kg未満の幼児を対象とした国内臨床試験は実施していない。(引用2)
【関連情報】
(解説)
(1)発疹及び発熱等の症状は重篤な皮膚障害である薬剤性過敏症症候群に進展する可能性があります。また、小児の場合、発疹の初期徴候は感染と誤診されやすいことから設定しました。(引用3)
(2)国内臨床試験で低出生体重児、新生児、乳児、4歳未満又は15kg未満の幼児は含まれていないため、安全性が確立されていないことから設定しました。(引用3)
【引用】
1)イノベロン錠100mg・錠200mg添付文書 2019年9月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.7.小児等 9.7.1
2)イノベロン錠100mg・錠200mg添付文書 2019年9月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.7.小児等 9.7.2
3)イノベロン錠100mg・錠200mgインタビューフォーム 2020年5月改訂(第5版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (7)小児等
【更新年月】
2020年9月