電子添文には、過量服用時の対処方法について以下の記載があります。
13.過量投与
13.1 症状(引用1、2、3)
主な症状は胃粘膜刺激による悪心、嘔吐、腹痛、血性下痢、吐血等の消化器症状である。また、頻脈、血圧低下、チアノーゼ等がみられる。重症の場合は、昏睡、ショック、肝壊死、肝不全に至ることがある。
13.2 処置(引用2、3、4)
服用初期には催吐、胃洗浄が有効である。その他に下剤、鉄排泄剤(デフェロキサミン)等の投与を行う。血圧低下や循環虚脱があらわれた場合には、昇圧剤、輸液等による対症療法を行う。
【引用】
1)フェロミア錠50mg・顆粒8.3%電子添文 2023年7月改訂(第1版) 13.過量投与 13.1症状
2)今井一彰ら:中毒研究,1998:11:271-274 [FEA-0137]
3)Balmadrid, C. et al.:Emerg. Med.,2009: 41:36-41 [FEA-0188]
4)フェロミア錠50mg・顆粒8.3%電子添文 2023年7月改訂(第1版) 13.過量投与 13.2 処置
【更新年月】
2024年2月