電子添文には、腎機能障害の患者へ投与に関する以下の記載があります。(引用1)
9.2腎機能障害患者
9.2.1腎障害のある患者(引用1)
副作用の発現が増加するおそれがある。
【関連情報】
第II相臨床試験(漸増法試験)及び第III相臨床試験(長期投与試験)において、本剤投与前の腎機能検査値(クレアチニン又はBUN)が基準値範囲を逸脱した患者と基準値範囲内の患者における、高度の副作用注1)、重要な副作用注2)、及び本剤投与中止に至った副作用の発現率は下表のとおりでした。
本剤はプロスタグランジン産生抑制作用を有することから、腎障害のある患者に投与する場合は、副作用の発現が増加するおそれがあるため、慎重に投与してください。
本剤の投与にあたっては、投与前に必ず腎機能検査を実施し、投与中は臨床症状を十分に観察するとともに、定期的に検査を行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行ってください。(引用2)
注1)本剤の投与を中止し、更に何らかの処置をせざるを得ない程度の副作用
注2)非重篤な副作用のうち、症状の程度が高度と判定された副作用、グレード2以上(厚生省薬務局安全課長通知 薬安第80号「副作用の重篤度分類基準」)の臨床検査値異常変動及び本剤投与中止に至った副作用
【引用】
1)ケアラム錠25mg電子添文2022年8月改訂(第1版) 9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.2 腎機能障害患者 9.2.1 腎障害のある患者
2)ケアラム錠25mgインタビューフォーム2023年1月改訂(第8版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6. 特定の背景を有する患者に関する注意 (2)腎機能障害患者
【更新年月】
2024年10月