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医療用医薬品一覧
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電子添文には、薬効薬理に関する以下の記載があります。
18. 薬効薬理(引用1)
18.1作用機序
本薬の作用機序は、本薬から遊離された活性体であるインドメタシンのシクロオキシゲナーゼ阻害によるプロスタグランジン生合成抑制作用によると考えられる。
18.2抗炎症作用
ラットのカラゲニン足蹠浮腫、カオリン足蹠浮腫、カラゲニン空気嚢炎症、アジュバント関節炎、II型コラーゲン関節炎等の急性又は慢性の実験的炎症モデルにおいて、経口投与で明確な抗炎症作用を示した。(引用2、3)
18.3鎮痛作用
アジュバント関節炎ラットでの伸展刺激法やイヌの関節腔内へのカラゲニン注入などの炎症性疼痛に対し、経口投与で明確な鎮痛作用を示した。(引用4、5)
【関連情報】
インタビューフォームには、薬効薬理に関する以下の記載があります。
■作用部位・作用機序(引用6)
作用部位
主に末梢レベルで作用すると考えられる。
作用機序
本薬の作用機序は、本薬から遊離された活性体であるインドメタシンのシクロオキシゲナーゼ阻害によるプロスタグランジン生合成抑制作用によると考えられる。
本薬は経口投与されたとき、消化管障害作用の弱い未変化体のままで吸収され、ヒト又はイヌの血中では多くは未変化体として存在する。未変化体は肝及び腎において活性体であるインドメタシンに代謝されて血中にインドメタシンを遊離し、また、炎症組織(ラット)あるいは炎症標的細胞(ヒト、ラット滑膜細胞)でもインドメタシンに代謝されることがin vivo及びin vitroの試験で明らかにされた。(引用2、5、7、8、9、10、11、12)
【引用】
1)インフリーカプセル100mg・Sカプセル200mg電子添文 2024年10月改訂(第2版) 18. 薬効薬理
2)Kumakura S.et al. : Agents Actions, 1990;29(3-4):286-291 [INF-0010](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
3)小林精一ら:応用薬理,1988;36(1):91-98 [INF-0014](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
4)尾崎 覚ら:応用薬理,1989;37(5):439-446 [INF-0012](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
5)三島万年ら:薬物動態,1991;6(4):615-626 [INF-0074](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
6)インフリーカプセル100mg・Sカプセル200mgインタビューフォーム 2024年10月改訂(第9版) VI.薬効薬理に関する項目 2.薬理作用 (1)作用部位・作用機序
7)池内 宏ら:臨牀と研究,1989;66(7):2360-2370 [INF-0035] (本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
8)Kobayashi S. et al.:Drug Exp. Clin. Res.,1984;10(12):845-851 [INF-0009](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
9)Mishima M. et al.:Xenobiotica,1990;20(2):135-146 [INF-0018](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
10)三島万年ら:薬物動態,1989;4(4):419-433 [INF-0017](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
11)三島万年ら:薬物動態,1989;4(4):447-457 [INF-0026](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
12)Mishima M. et al.:Res. Commun. Chem. Pathol. Pharmacol.,1991;72(2):183-190 [INF-0071](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
【更新年月】
2025年3月