電子添文には、効能又は効果に関する以下の記載があります。
■効能又は効果(引用1)
○急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内)
○不安定な血行動態を伴う急性肺塞栓症における肺動脈血栓の溶解
■効能又は効果に関連する注意
<急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内)>
本剤は冠動脈造影により血栓を確認した後、投与を開始することが望ましいが、冠動脈造影の実施が困難な場合は、強い胸痛を伴い心電図上明らかなSTの上昇が認められ、かつ、冠血管拡張剤投与によっても胸痛が緩解しない患者に対して投与すること。(引用2)
<不安定な血行動態を伴う急性肺塞栓症における肺動脈血栓の溶解>
急性肺塞栓症の診断は肺動脈造影などにより、血栓、塞栓あるいは血流の障害を確認すること。実施が困難な場合は、臨床症状から不安定な血行動態を伴う急性肺塞栓症が強く疑われ、かつ、低酸素血症、右心負荷の増大などの検査所見を確認した患者に対して投与すること。[1.2参照]注(引用3)
急性肺塞栓症においては、へパリン投与などによる抗凝固療法を基礎治療として行うこと。[8.8参照]注(引用4)
注:文中の番号は電子添文の各項目を示しています。
【引用】
1)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 4.効能又は効果
2)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 5.効能又は効果に関連する注意 5.1
3)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 5.効能又は効果に関連する注意 5.2
4)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 5.効能又は効果に関連する注意 5.3
【更新年月】
2022年12月