電子添文には、減量・中止に関して以下の記載があります。
6.用法及び用量(引用1)
<部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合>
[単剤療法]
症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高8mgまでとする。
[併用療法]
・通常、成人及び12歳以上の小児:
症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。
・通常、4歳以上12歳未満の小児:
症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減する。
<強直間代発作に用いる場合>
[併用療法]
症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。
連用中における投与量の急激な減量ないし投与中止により、発作頻度が増加する可能性があるので、投与を中止する場合には徐々に減量することも考慮し、患者の状態を慎重に観察すること。(引用2、3)
電子添文には、減量・投与中止に関して以下の記載があります。
8.重要な基本的注意(引用2)
8.6 連用中における投与量の急激な減量ないし投与中止により、発作頻度が増加する可能性があるので、投与を中止する場合には徐々に減量することも考慮し、患者の状態を慎重に観察すること。
【関連情報】
インタビューフォームには、急激な減量又は投与中止に関して以下の記載があります。(引用3)
(解説)
8.6 本剤は血中消失半減期が、60.6時間から94.8時間と長く、急激な減量又は投与中止による急激な消失は認められず、臨床試験においても問題となる離脱症状等は認められていない。しかし、一般に抗てんかん薬では薬剤の急激な減量又は投与中止により発作頻度の増悪等が認められることから、本剤においても一般的な注意として設定した。
【引用】
1)フィコンパ錠2mg・4mg・細粒1%電子添文 2024年2月改訂(第5版) 6.用法及び用量
2)フィコンパ錠2mg・4mg・細粒1%電子添文 2024年2月改訂(第5版) 8.重要な基本的注意 8.6
3)フィコンパ錠2mg・4mg・細粒1%インタビューフォーム 2024年2月改訂(改訂第7版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 5.重要な基本的注意とその理由
【更新年月】
2024年10月
KW:減薬、休薬、中止、漸減、休薬方法、中止方法、投与中止、投薬中止