インタビューフォームには、以下の試験結果が報告されています。
5)QT間隔に及ぼす影響(健康成人及び健康高齢者)[外国002試験、外国003試験]
(日本人及び外国人データ)(引用1、2、3)
薬力学評価項目:
ホルター心電図検査に基づくhighprecision QT analyses(HPQT)解析
健康成人(65歳以上7例を含む55例)を対象とした反復投与試験(外国002試験)並びに日本人及び白人健康成人(日本人24例を含む32例)を対象とした反復投与試験(外国003試験)において、レンボレキサント2.5※1、5、10、25※1、50※1及び75※1mgの1日1回14日間反復投与時のQT間隔に及ぼす影響を検討した。統合したデータを用いた血漿中濃度-反応モデルから予測した75mg投与時のΔΔQTcI※2及び90%信頼区間は、1.14[-3.49、5.78]msであった。本剤の臨床最高用量である10mgよりも7.5倍高い75mgまでの結果を用いた血漿中レンボレキサント濃度とQTcの関係をモデル化した際のΔΔQTcIの90%信頼区間の上限は10msより低かった。
※1:承認された用法及び用量は「通常、成人にはレンボレキサントとして1日1回5mgを就寝直前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回10mgを超えないこととする。」である。
※2:ΔΔQTcI:被験者ごとに各時点のQTcI測定値からベースラインの値を引いてΔQTcIを算出し、プラセボ群の被験者から得られたΔQTcIで補正した値
【引用】
1)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mgインタビューフォーム 2024年2月改訂(第9版) V.治療に関する項目 5.臨床成績 (2)臨床薬理試験 5)QT間隔に及ぼす影響
2)社内資料:外国002試験CTD2.7.6.3 [DVG-0009]
3)[承認時評価資料]:外国003試験CTD2.7.6.4 [DVG-0001]
【更新年月】
2024年5月