電子添文「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」に以下の記載があります。(引用1)
9.1.5錐体外路障害(パーキンソン病、パーキンソン症候群等)のある患者
線条体のコリン系神経を亢進することにより、症状を誘発又は増悪する可能性がある。
電子添文「8.重要な基本的注意」に以下の記載があります。(引用2)
8.1レビー小体型認知症では、日常生活動作が制限される、あるいは薬物治療を要する程度の錐体外路障害を有する場合、本剤の投与により、錐体外路障害悪化の発現率が高まる傾向がみられていることから、重篤な症状に移行しないよう観察を十分に行い、症状に応じて減量又は中止など適切な処置を行うこと。
【関連情報】
電子添文「11.副作用」に以下の記載があります。(引用3)
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1重大な副作用
11.1.6錐体外路障害(アルツハイマー型認知症:0.1~1%未満、レビー小体型認知症:9.5%)
寡動、運動失調、ジスキネジア、ジストニア、振戦、不随意運動、歩行異常、姿勢異常、言語障害等の錐体外路障害があらわれることがある。
【引用】
1)アリセプト錠3mg・5mg・10mg・細粒0.5%・D錠3mg・5mg・10mg・内服ゼリー3mg・5mg・10mg・ドライシロップ1%電子添文 2022年11月改訂(第2版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.1.5
2)アリセプト錠3mg・5mg・10mg・細粒0.5%・D錠3mg・5mg・10mg・内服ゼリー3mg・5mg・10mg・ドライシロップ1%電子添文 2022年11月改訂(第2版) 8.重要な基本的注意 8.1
3)アリセプト錠3mg・5mg・10mg・細粒0.5%・D錠3mg・5mg・10mg・内服ゼリー3mg・5mg・10mg・ドライシロップ1%電子添文 2022年11月改訂(第2版) 11.副作用 11.1重大な副作用 11.1.6
【更新年月】
2023年2月
KW:パーキンソニズム