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海外の複数の第I相試験の結果に基づき、用量強度(1サイクルあたりの総投与量/週)と利便性を考慮して設定されました。
《投与時間の設定根拠》
同一の投与スケジュール(3週投与1週休薬)で静脈内投与時間が異なる2つの海外第I相試験(101試験及びNCI-5730試験)で、最大耐用量(MTD)における用量強度を比較したところ、投与時間1時間の101試験では、MTD1.0mg/m2における用量強度は0.75mg/m2/週、投与時間1~2分のNCI-5730試験では、MTD1.4mg/m2における用量強度が1.05mg/m2/週であり、NCI-5730試験の方が高値でした。
これらの結果より、投与時間は短時間の方が1サイクルあたりの用量強度が高値であると判断され、以降に海外で実施された海外第II相試験(201試験、211試験)及び第III相試験(305試験)では、臨床上の利便性を考慮した上で、「2~5分」という短時間での投与時間が設定されました。
なお、国内第I相試験(105試験)では、投与時間について安全性を考慮し「2~10分」と規定していましたが、当該試験でのハラヴェンの投与はすべて5~6分であったことから、その後に実施された国内第II相試験(221試験)では、海外第II相及び第III相試験と同一の「2~5分」と設定しました。(引用1)
[補足]投与時間の設定根拠となった臨床試験における安全性と有効性の検討
投与時間1時間の101試験では、MTDは1.0mg/m2、1例のみのPR(1.4 mg/m2)が報告されています。また、投与時間1~2分のNCI-5730試験では、MTDは1.4 mg/m2、4例のPRが報告されています。(引用2)
【引用】
【作成年月】
2020年3月