三環系抗うつ剤、四環系抗うつ剤、選択的セロトニン再取り込み阻害剤、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤、ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤は「併用禁忌」ですので併用しないでください。(引用1)
また、トラゾドン塩酸塩は「併用注意」ですので、併用に注意してください。(引用2)
電子添文には、併用禁忌に関して以下の記載があります。
10.相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)(引用1)
表中の番号は電子添文の各項目を示しています。
表中の番号は電子添文の各項目を示しています。
電子添文には、併用注意に関して以下の記載があります。
10.相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)(引用2)
インタビューフォームには、抗うつ剤との併用禁忌とその理由に関して以下の記載があります。(引用3)
VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目
7.相互作用
(1)併用禁忌とその理由
・三環系抗うつ剤:(アミトリプチリン塩酸塩、アモキサピン、イミプラミン塩酸塩、クロミプラミン塩酸塩、ドスレピン塩酸塩、トリミプラミンマレイン酸塩、ノルトリプチリン塩酸塩、ロフェプラミン塩酸塩)
・四環系抗うつ剤:(マプロチリン塩酸塩、ミアンセリン塩酸塩、セチプチリンマレイン酸塩)
(解説)
他のMAO-B 阻害剤において、三環系抗うつ剤、四環系抗うつ剤との併用により、死亡例を含む副作用が発現しているため設定した[「VIII.2.禁忌内容とその理由」の項参照]。
・選択的セロトニン再取り込み阻害剤:(フルボキサミンマレイン酸塩、パロキセチン塩酸塩水和物、セルトラリン塩酸塩、エスシタロプラムシュウ酸塩)
(解説)
選択的セロトニン再取り込み阻害剤との併用により、脳内のセロトニン濃度が上昇し、セロトニン症候群等の重篤な副作用が発現するおそれがあるため設定した[「VIII.2.禁忌内容とその理由」の項参照]。
・セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤:(ミルナシプラン塩酸塩、デュロキセチン塩酸塩、ベンラファキシン塩酸塩)
・選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤:(アトモキセチン塩酸塩)
(解説)セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤、選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤との併用により、脳内のモノアミン濃度が上昇し、セロトニン症候群等の重篤な副作用が発現するおそれがあるため設定した[「VIII.2.禁忌内容とその理由」の項参照]。
・ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤:(ミルタザピン)
(解説)
ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤との併用により、脳内のモノアミン濃度が上昇し、セロトニン症候群等の重篤な副作用が発現するおそれがあるため設定した[「VIII.2.禁忌内容とその理由」の項参照]。
インタビューフォームには、抗うつ剤との併用注意とその理由に関して以下の記載があります。(引用4)
VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目
7.相互作用
(2)併用注意とその理由
・トラゾドン塩酸塩
(解説)
トラゾドン塩酸塩の中止直後にエクフィナを投与又は併用する場合、トラゾドン塩酸塩のセロトニン再取り込み阻害作用により、脳内のセロトニン濃度が高まるおそれがあるため設定した。
【引用】
1)エクフィナ錠50mg 電子添文 2020年12月改訂(第4版) 10.相互作用 10.1 併用禁忌
2)エクフィナ錠50mg 電子添文 2020年12月改訂(第4版) 10.相互作用 10.2 併用注意
3)エクフィナ錠50mg インタビューフォーム 2020年12月改訂(第4版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 7.相互作用 (1)併用禁忌とその理由
4)エクフィナ錠50mg インタビューフォーム 2020年12月改訂(第4版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 7.相互作用 (2)併用注意とその理由
【更新年月】
2022 年12月
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