電子添文には、適用上の注意に関して以下の記載があります。
14. 適用上の注意
14.1 薬剤留置前の注意(引用1)
14.1.1 本剤(二重のアルミラミネート袋入り)は、保存庫(-15℃以下)から、未開封のまま手術室に運び、脳内留置の準備ができるまで開封しない。
14.1.2 本剤は、室温で6時間まで安定である。(未開封時)
14.1.3 室温で6時間以内の本剤(未開封)は、1回のみ再凍結(-15℃以下)保存できるが、再凍結後の本剤は、6ヵ月以内に使用すること(ただし外箱又はラベルに表示の使用期限内に使用すること)。
14.2 薬剤留置時の注意(引用2)
14.2.1 二重のアルミラミネート袋の開封時、本剤は割れやすいため、開封時の留意点等を別に示す。[説明図参照]
14.2.2 カルムスチンが皮膚に接触すると、重度の熱傷と色素沈着をきたすおそれがあるので、本剤の取扱い時には十分に注意すること。
14.2.3 脳内留置時、腫瘍を切除して十分に止血した後、切除面をできるだけ被覆するように、本剤を留置する。なお、切除腔の大きさ・形状により、本剤がわずかに重なり合って留置することは可とする。[説明図参照]
14.2.4 搬送による衝撃等により、開封時に本剤が割れていた場合は、原則使用せずに廃棄すること。
本剤をほぼ同じ大きさに2分割したとき、カルムスチン放出性は未分割の製剤と同様であったが、分割して使用した場合の有効性及び安全性は確立していない。
説明図(引用3)
【引用】
1)ギリアデル脳内留置剤7.7mg 電子添文 2023年1月改訂(第1版) 14. 適用上の注意 14.1 薬剤留置前の注意
2)ギリアデル脳内留置剤7.7mg 電子添文 2023年1月改訂(第1版) 14. 適用上の注意 14.2 薬剤留置時の注意
3)ギリアデル脳内留置剤7.7mg 電子添文 2023年1月改訂(第1版) 説明図
【更新年月】
2024年9月
【図表あり】