電子添文には、臨床成績に関する以下の記載があります。(引用1)
■有効性及び安全性に関する試験(引用2、3、4、5、6)
二重盲検比較試験を含む総症例466例の臨床試験成績の概要は次のとおりである(降圧効果はいずれも下降以上であり、判定不能例を除く)。
■国内臨床成績(軽症・中等症本態性高血圧症)(引用2、3、4)
軽症・中等症の本態性高血圧症に対する降圧効果は63.2%(225/356例)であった。本剤単独投与と他剤併用投与を比較した試験では、単独投与例の降圧効果は49.4%(38/77例)、利尿薬併用例73.7%(28/38例)、β遮断薬併用例57.9%(11/19例)であった。6ヵ月以上の長期投与例においても安定した降圧効果を示した。また、二重盲検比較試験では、デタントールR(3~9mg、1日1回)とデタントール(1.5~6mg、1日3回分服)を比較した結果、同等の降圧効果、有用性が認められた。
■国内臨床成績(重症高血圧症)(引用5)
重症高血圧症に対する降圧効果は80.6%(25/31例)であった。
■国内臨床成績(腎障害を伴う高血圧症)(引用6)
腎障害を伴う高血圧症に対する降圧効果は69.2%(18/26例)であった。
【引用】
1)デタントールR錠3mg・R錠6mg 電子添文 2022年6月改訂(第1版) 17.臨床成績
2)石井當男ら:基礎と臨床,26(13),p5047-5068 (1992) [DTA-0356](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された。)
3)蔵本 築ら:基礎と臨床,27(5),p1605-1625 (1993) [DTA-0368](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された。)
4)金子好宏ら:基礎と臨床,26(14),p5379-5410 (1992) [DTA-0363](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された。)
5)石井當男ら:基礎と臨床,26(14), p5349-5363 (1992) [DTA-0364](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された。)
6)武田忠直ら:基礎と臨床,26(14), p5365-5377 (1992) [DTA-0365](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された。)
【更新年月】
2022年12月