電子添文には、臨床成績に関する以下の記載があります。
■有効性及び安全性に関する試験
二重盲検比較試験を含む総計796例の臨床試験成績の概要は次のとおりである。(引用1、2、3、4)
(1)国内臨床成績(本態性高血圧症)(引用5)
本態性高血圧症に対する降圧効果は下降以上で60.5%(417/689)であり(やや下降以上を含めると78.7%)、1年以上の長期投与例においても安定した降圧効果を示した。また、二重盲検比較試験によって本剤の単独投与及び利尿降圧剤との併用投与で有用性が認められている。
(2)国内臨床成績(腎性高血圧症)(引用6)
慢性糸球体腎炎、慢性腎不全などによる腎性高血圧症に対する降圧効果は下降以上で60.0%(30/50)であった(やや下降以上を含めると76.0%)。
(3)国内臨床成績(褐色細胞腫による高血圧症)(引用7)
褐色細胞腫による高血圧症に対する降圧効果は下降以上で86.7%(13/15)であった。
【引用】
1)金子好宏ら:医学のあゆみ124(3),p216-245 (1983) [DTA-0087](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された。)
2)池田隆夫ら:診療と新薬19(11),p3133-3144 (1982) [DTA-0096](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された。)
3)Kawasaki,T. et al.:Eur. J. Clin. Pharmacol. 20,p399-405, (1981) [DTA-0110](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された。)
4)木田修ら:臨牀と研究58(9),p2906-2909 (1981) [DTA-0129](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された。)
5)デタントール錠0.5mg・錠1mg電子添文 2022年10月改訂(第1版)17.臨床成績 17.1有効性及び安全性に関する試験 17.1.1国内臨床成績(本態性高血圧症)
6)デタントール錠0.5mg・錠1mg電子添文 2022年10月改訂(第1版)17.臨床成績 17.1有効性及び安全性に関する試験 17.1.2国内臨床成績(腎性高血圧症)
7)デタントール錠0.5mg・錠1mg電子添文 2022年10月改訂(第1版)17.臨床成績 17.1有効性及び安全性に関する試験 17.1.3国内臨床成績(褐色細胞腫による高血圧症)
【更新年月】
2023年2月