電子添文には、薬物動態に関する以下の記載があります。
■血中濃度(引用1、2)
健康成人男子12名に、ブナゾシン塩酸塩として2mg(錠1mgを2錠)を食後経口投与したとき、血漿中未変化体濃度の推移は投与1時間後に最高血漿中濃度(Cmax)22.48ng/mLに達し、以後減少する。消失半減期は1.51時間であり、血漿中濃度曲線下面積(AUC)は54.68ng・hr/mLであった。
■生物学的同等性
健康成人(18名)を対象に錠0.5mg、錠1mgの生物学的同等性を検討した。ブナゾシン塩酸塩として3mgを各々1回経口投与し、血漿中濃度推移を比較したところ、錠剤間で差異は認められず、同等であった。(引用3)
なお、本剤の用法及び用量は以下の通りです。(引用4)
通常成人には、ブナゾシン塩酸塩として1日1.5mgより投与を始め、効果が不十分な場合は1日3~6mgに漸増し、1日2~3回に分割し食後経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は12mgまでとする。
錠0.5mg:通常成人には1日3錠より投与を始め、効果が不十分な場合は1日6~12錠まで漸増し、1日2~3回に分割し食後経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
錠1mg:成人には1日3~6錠を1日2~3回に分割し食後経口投与する。年齢、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は12錠までとする。
なお、通常の用法・用量はブナゾシン塩酸塩として1日1.5mgより投与を始め、効果不十分の場合は1日3~6mgまで漸増し、1日2~3回に分割し食後経口投与する。
【引用】
1)デタントール錠0.5mg・錠1mg電子添文 2022年10月改訂(第1版) 16.薬物動態 16.1血中濃度 16.1.1単回投与
2)朝野芳郎ら:薬理と治療20(12),p4939-4945(1992)[DTA-0347](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された。)
3)デタントール錠0.5mg・錠1mg電子添文 2022年10月改訂(第1版) 16.薬物動態 16.1血中濃度 16.1.2生物学的同等性
4)デタントール錠0.5mg・錠1mg電子添文 2022年10月改訂(第1版) 6.用法及び用量
【更新年月】
2023年2月