電子添文及びインタビューフォームには、授乳婦への投与に関する以下の記載があります。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。(引用1)
【関連情報】
■乳汁への移行性(引用2)
自然分娩後13~14日目の雌性ラットに14C-ブナゾシン塩酸塩4mg/kgを経口投与後、その乳児に吸乳させた。
乳児の血中放射能濃度は最高値の4時間後でも0.004μg/mLであり、母ラットの血中濃度(1時間後、0.125μg/mL)に比べて著しく低かったが、乳児の肝には母ラットの血中の1/3、乳児血中の約10倍濃度の放射能が存在した。
【引用】
1)デタントール錠0.5mg・錠1mg電子添文 2022年10月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.6授乳婦
2)デタントール錠0.5mg・錠1mgインタビューフォーム 2022年10月改訂(改訂第8版) VII.薬物動態に関する項目 5.分布 (3)乳汁への移行性
【更新年月】
2023年2月