hhcホットライン (平日9時~18時 土日・祝日9時~17時)
フリーダイヤル0120-419-497
Eisai hhc hotline Product Q&A
キーワードまたは文章で検索できます(200文字以内)
Q&A検索
キーワードの間に半角スペースを入れるとAND検索になります。
キーワードの間に"|"を入れるとOR検索になります。
キーワードの間に" -"を入れるとハイフンの後ろのキーワードを除外して検索します。
Drug Information
使用期限検索
  • 文字サイズ変更
  • S
  • M
  • L
PAGE TOP
  • No : 2818
  • 公開日時 : 2018/06/19 00:00
  • 更新日時 : 2023/05/12 17:48
  • 印刷

【ケアラム】 肝機能障害の患者に関する注意事項について教えてください。

【ケアラム】 
 
肝機能障害の患者に関する注意事項について教えてください。
 
カテゴリー : 

回答

重篤な肝障害のある患者は禁忌に設定されています。(引用1)
 
また、電子添文には、肝機能障害の患者へ投与に関する以下の記載があります。
 
(1)重篤な肝障害のある患者
投与しないこと。副作用として肝機能障害があらわれることがあるので、肝障害を更に悪化させるおそれがある。[2.2、8.1、11.1.1参照](引用2)
 
(2)肝障害又はその既往歴のある患者(重篤な肝障害のある患者は除く)
肝障害を更に悪化又は再発させるおそれがある。(引用3)
 
注:文中の番号は電子添文の各項目を示しています。
 
【関連情報】
(解説)
重篤な肝障害のある患者を禁忌としている理由は、臨床試験(本剤単独投与の全試験)において、AST(GOT)、ALT(GPT)増加の副作用発現率がそれぞれ16.54%(132/798 例)、18.55%(148/798 例)と高かったことからです。
本剤の投与にあたっては、肝障害の有無を確認し、重篤な肝障害のある患者へは投与しないようお願いします。(引用4)
 
肝障害又はその既往歴のある患者(重篤な肝障害のある患者は除く)について記載している理由は、臨床試験において、AST(GOT)、ALT(GPT)増加の副作用発現率が高かったことからです。
肝障害又はその既往歴のある患者に投与する場合は、肝障害を更に悪化又は再発させるおそれがあるため、慎重に投与してください。本剤の投与にあたっては、投与前に必ず肝機能の検査を実施し、投与中は臨床症状を十分に観察するとともに、定期的に検査を行ってください。また、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行ってください。(引用5)
 
本剤投与前には必ず肝機能の検査を実施してください。また、投与中は臨床症状を十分に観察するとともに、投与開始後最初の2 ヵ月は2 週に1回、以降は1 ヵ月に1 回など定期的に肝機能検査を行ってください。(引用6)
なお、肝機能については、臨床試験において、AST、ALT増加の発現率が高かったことから、異常が認められた場合には、投与継続の可否を検討するとともに、特に目安として100 IU以上に増加した場合は投与を中止してください。(引用7)
 

【引用】
1)ケアラム錠25mg電子添文2022年8月改訂(第1版) 2.禁忌
2)ケアラム錠25mg電子添文2022年8月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.3肝機能障害患者 9.3.1 重篤な肝障害のある患者
3)ケアラム錠25mg電子添文2022年8月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.3肝機能障害患者 9.3.2 肝障害又はその既往歴のある患者(重篤な肝障害のある患者は除く)
4)ケアラム錠25mgインタビューフォーム2019年10月改訂(改訂第7版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 2.禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む)
5)ケアラム錠25mgインタビューフォーム2019年10月改訂(改訂第7版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 5.慎重投与内容とその理由
6)ケアラム錠25mg電子添文2022年8月改訂(第1版) 8.重要な基本的注意 8.1
7)ケアラム錠25mg電子添文2022年8月改訂(第1版) 11.副作用11.1重大な副作用 11.1.1肝機能障害、黄疸
 
【更新年月】
2023年4月

 

アンケート:ご意見をお聞かせください