電子添文には、併用禁忌について、以下の記載があります。
10.相互作用
10.1併用禁忌(併用しないこと)(引用1)
また、インタビューフォームには、ワルファリンが併用禁忌の理由について、以下の記載があります。
■併用禁忌とその理由
(解説)
・ワルファリン(引用2)
製造販売後において、ワルファリンとの相互作用が疑われる重篤な出血又は血液凝固能検査値の異常変動(PT-INR増加)が報告され、そのうち死亡に至った症例が認められたことから併用禁忌とした。ワルファリンの治療を必要とする患者には、ワルファリンの治療を優先し、本剤を投与しないこと。
<参考>動物におけるデータ
ラットを用いてワルファリンの抗血液凝固作用に及ぼす影響を検討した試験において、イグラチモド(0.3~300mg/kg)とワルファリン(0.3mg/kg)を5日間反復経口投与し、最終投与の4時間後に血液凝固能を測定したところ、イグラチモドは10mg/kg以上の投与でプロトロンビン時間及び活性化部分トロンボプラスチン時間を延長させ、ワルファリンの抗血液凝固作用を増強した。(引用3)
【引用】
1)ケアラム錠25mg電子添文2022年8月改訂(第1版) 10.相互作用 10.1併用禁忌(併用しないこと)
2)ケアラム錠25mgインタビューフォーム2023年1月改訂(第8版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 7.相互作用 (1)併用禁忌とその理由
3)社内資料:ワルファリンとの相互作用 [CRM-0066]
【更新年月】
2024年9月