インタビューフォームには、名称の由来に関して以下の記載があります。
■名称の由来(引用1)
痙攣(Spasmus)を除去する(Non)という意味より命名。
【関連情報】
■製品の治療学的特性(引用2)
コスパノンは、交感神経を介する作用機序(COMT阻害など)により消化器、尿路系平滑筋の運動異常を改善する。
特に、膵胆管末端部のオッジ筋に対して弛緩効果を有し、膵胆道内圧をさげ、胆汁、膵液を排泄することにより肝胆道、膵疾患に伴う腹部症状を除去する。オッジ筋弛緩作用は他剤にはなく、コスパノン独自の作用である。
また、泌尿器系に対しては、尿路の痙縮緩解作用により尿路結石に伴う自覚症状を消退させる。
従来の多くの抗コリン性鎮痙剤は自律神経遮断作用によるもので正常、異常を問わず律動を抑制し、更に全身的に作用する。これに対しコスパノンは抗セロトニン、抗COMT作用によって鎮痙作用を発揮し、作用としては末梢性であり特に十二指腸周辺部への作用が強い。(引用2)
【引用】
1)コスパノン錠40mg・錠80mg・カプセル40mg インタビューフォーム 2024年2月改訂(第9版) II. 名称に関する項目 1.販売名 (3)名称の由来
2)コスパノン錠40mg・錠80mg・カプセル40mg インタビューフォーム 2024年2月改訂(第9版) I.概要に関する項目 2.製品の治療学的特性
【更新年月】
2024年10月