電子添文には、用法及び用量に関する以下の記載があります。
■用法及び用量(引用1)
<急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内)>
通常、成人には体重kgあたりモンテプラーゼ(遺伝子組換え)として27,500IUを静脈内投与する。
<不安定な血行動態を伴う急性肺塞栓症における肺動脈血栓の溶解>
通常、成人には体重kgあたりモンテプラーゼ(遺伝子組換え)として13,750~27,500IUを静脈内投与する。
なお、1回最大投与量は27,500IU/kgまでとすること。
投与に際しては、1mLあたり80,000IUとなるように日本薬局方生理食塩液で溶解し、1分間あたり約10mL(800,000IU)の注入速度で投与する。なお、本剤の投与は発症後できるだけ早期に行う。
■用法及び用量に関連する注意
<急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内)>
本剤は発症から6時間以内に投与を開始すること。(引用2)
<不安定な血行動態を伴う急性肺塞栓症における肺動脈血栓の溶解>
急性肺塞栓症患者に投与する場合、本剤の出血に関する有害事象の発現は用量依存的であるので、危険性と有益性の両面から慎重に投与量を決定すること。「9.特定の背景を有する患者に関する注意」に該当する患者など、出血の危険性が高い患者へ本剤を投与する場合には、低用量(13,750IU/kg)の投与を考慮すること。(引用3)
参考
体重別投与量早見表(引用3、4)
【引用】
1)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 6.用法及び用量
2)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 7.用法及び用量に関連する注意 7.1
3)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 7.用法及び用量に関連する注意 7.2
4)クリアクター静注用40万・静注用80万インタビューフォーム 2022年6月改訂(第10版) V.治療に関する項目 4.用法及び用量に関連する注意
【更新年月】
2022年12月