電子添文には、食事の影響に関する以下の記載があります。
7. 用法及び用量に関連する注意(引用1)
7.2 食後に本剤を投与した場合、本剤のCmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。
総合製品情報概要には、食事の影響に関する以下の記載があります。
■食事の影響(引用2)
国内第I相試験(003試験)において、健康成人14例にタスルグラチニブ35mgを単回経口投与したとき、空腹時投与に対する高脂肪食(約800-1000kcal、脂質含量約50%)後投与におけるタスルグラチニブのCmax及びAUCinfの幾何平均値の比は、それぞれ0.672及び0.771であり、tmaxは1時間遅延しました。また、M2のCmax及びAUCinfの幾何平均値の比は、それぞれ0.532及び0.702であり、tmaxは空腹時投与と高脂肪食後投与で同程度でした。(引用3)
なお、本剤の用法及び用量、効能又は効果は以下の通りです。
6. 用法及び用量(引用4)
通常、成人には、タスルグラチニブとして1日1回140mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
4. 効能又は効果(引用5)
がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌
【引用】
1)タスフィゴ錠35mg電子添文 2024年9月作成(第1版) 7. 用法及び用量に関連する注意 7.2
2)タスフィゴ錠35mg 総合製品情報概要 薬物動態 1. 血中濃度 p36 (TAS1001ASG)
3)[承認時評価資料]:健康成人を対象とした食事の影響試験(003試験、Part A)[TAS-0002]
4)タスフィゴ錠35mg電子添文 2024年9月作成(第1版) 6. 用法及び用量
5)タスフィゴ錠35mg電子添文 2024年9月作成(第1版) 4. 効能又は効果
【作成年月】
2024年10月