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  • No : 19943
  • 公開日時 : 2024/09/30 08:59
  • 更新日時 : 2024/10/23 17:18
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【タスフィゴ】 臨床成績について教えてください。

【タスフィゴ】 
 
臨床成績について教えてください。
 
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回答

電子添文には、臨床成績に関する以下の記載があります。
 
17. 臨床成績(引用1)
17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国際共同第II相試験(E7090-J000-201試験)
化学療法歴のあるFGFR2融合遺伝子陽性注)の治癒切除不能な胆管癌(肝内胆管癌又は肝門部胆管癌)患者63例(うち日本人患者28例)に、本剤140mgを1日1回空腹時に経口投与した。主要評価項目であるRECIST ver.1.1に基づく独立評価判定による奏効率(%)は、30.2(90%信頼区間:20.7-41.0)であった。(引用2)
注)FGFR2融合遺伝子は、FISH法(Break-apart法)を用いて検査された。
本剤が投与された63例中61例(96.8%)に副作用が認められた。
主な副作用は、高リン血症51例(81.0%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群28例(44.4%)、下痢20例(31.7%)、爪囲炎、口内炎14例(各22.2%)等であった。
 
総合製品情報概要には、臨床成績に関する以下の記載があります。(引用3)
 
■試験概要
 
 
 
■有効性
・RECIST v1.1に基づく独立画像判定による奏効率(ORR)(主要評価項目)、RECIST v1.1に基づく独立画像判定による病勢コントロール率(DCR)、臨床的有用率(CBR)(副次評価項目)
 
主要評価項目であるORRは30.2%(90%CI:20.7%, 41.0%;95%CI:19.2%, 43.0%)であり、90%CIの下限値が事前に設定した閾値ORRである15%を上回り、主要評価項目を達成しました。
副次評価項目である病勢コントロール率(DCR)は79.4%(95%CI:67.3%, 88.5%)、臨床的有用率(CBR)は50.8%(95%CI:37.9%, 63.6%)でした。

 
 
■安全性
副作用は63例中61例(96.8%)に認められ、主なものは、高リン血症51例(81.0%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群28例(44.4%)、下痢20例(31.7%)、口内炎及び爪囲炎各14例(各22.2%)などでした。Grade 3以上の副作用は18例(28.6%)に認められ、主なものは、リパーゼ増加4例(6.3%)、高リン血症3例(4.8%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群2例(3.2%)などでした。
重篤な副作用は6例に認められ、腹痛、口内炎、肝機能異常、食欲減退、関節痛、喀血が各1例でした。投与中止に至った副作用は3例に認められ、角膜上皮欠損、口内炎、喀血が各1例でした。死亡に至った副作用は認められませんでした。

 
 
 
【引用】
1)タスフィゴ錠35mg電子添文 2024年9月作成(第1版)17. 臨床成績
2)[承認時評価資料]:国際共同第II相試験(201試験)(2024年9月24日承認、CTD 2.7.6.4) [TAS-0006]
3)タスフィゴ錠35mg 総合製品情報概要 臨床成績 p12、13、18、23 (TAS1001ASG)
 
【作成年月】
2024年9月

 

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