電子添文には、併用禁忌・併用注意の薬剤は記載されておりません。(引用1)
【関連情報】
電子添文には、以下の薬剤との薬物相互作用に関する記載があります。
16. 薬物動態
16.7薬物相互作用(引用2)
16.7.1 ラベプラゾール
健康成人14例にラベプラゾール20mgを1日1回反復経口投与し、本剤35mgを単回経口投与したとき、本剤単独投与時に対するラベプラゾール併用時のタスルグラチニブのCmax及びAUCinfの幾何平均値の比は、それぞれ1.07及び1.08であり、M2のCmax及びAUCinfの幾何平均値の比は、それぞれ1.09及び1.18であった。
16.7.2 リファンピシン
健康成人14例にリファンピシン600mgを1日1回反復経口投与し、本剤35mgを単回経口投与したとき、本剤単独投与時に対するリファンピシン併用時のタスルグラチニブのCmax及びAUCinfの幾何平均値の比は、それぞれ1.02及び0.841であり、M2のCmax及びAUCinfの幾何平均値の比は、それぞれ1.25及び0.878であった。
16.7.3 その他
タスルグラチニブ及びM2はP-gpの基質である。また、タスルグラチニブはCYP3A、CYP4F12及びMATE1を阻害し、CYP1A2、CYP2B6及びCYP3Aを誘導した。さらに、タスルグラチニブがP-gp及びBCRPを阻害する可能性が示唆された。M2はMATE1を阻害した(in vitro)。
なお、本剤の効能又は効果、用法及び用量は以下のとおりです。
4. 効能又は効果(引用3)
がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌
6. 用法及び用量(引用4)
通常、成人には、タスルグラチニブとして1日1回140mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
【引用】
1)タスフィゴ錠35mg電子添文 2024年9月作成(第1版)
2)タスフィゴ錠35mg電子添文 2024年9月作成(第1版) 16. 薬物動態 16.7 薬物相互作用
3)タスフィゴ錠35mg電子添文 2024年9月作成(第1版) 4. 効能又は効果
4)タスフィゴ錠35mg電子添文 2024年9月作成(第1版) 6. 用法及び用量
【作成年月】
2024年9月