電子添文には、食事の影響に関する以下の記載があります。
16.薬物動態
16.2吸収
16.2.1食事の影響(引用1)
健康成人男子3名に本剤1カプセル(15mg)を一晩絶食後あるいは朝食摂取30分以内に経口投与し、血漿中メナテトレノン濃度推移を検討したところ、一晩絶食後投与では本剤の吸収は低下した(図2)。(引用2)
また、健康成人男子18名を6名ずつ3群に分け、クロスオーバー法により、脂肪含有量の異なる3種類の食事(脂肪含有量:8.8g、20.0g、34.9g)摂取30分以内に本剤1カプセル(15mg)を経口投与し、血漿中メナテトレノン濃度推移を検討したところ、本剤の吸収は食事に含まれる脂肪量に応じて増大した。なお、上記健康成人男子18名のうち12名に、さらに高い脂肪を含有する食事(脂肪含有量:53.8g) 摂取30分以内に本剤1カプセル(15mg)を経口投与し、血漿中メナテトレノン濃度推移を検討したところ、本剤の吸収は脂肪含有量34.9gの食事を摂取した時と同程度であった(図3)。(引用3)
なお、グラケーカプセルの用法及び用量は以下になります。
6.用法及び用量(引用4)
通常、成人にはメナテトレノンとして1日45mgを3回に分けて食後に経口投与する。
【引用】
1)グラケーカプセル15mg電子添文 2022年12月改訂(第1版) 16.薬物動態 16.2 吸収 16.2.1 食事の影響
2)石井美佳ら: 薬理と治療, 1995;23(10):2677-2682[KTZ-0826](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された。)
3)Uematsu T. et al.: J. Pharma. Sci., 1996:85(9):1012 -1016[KTZ-0855]
4)グラケーカプセル15mg電子添文 2022年12月改訂(第1版) 6.用法及び用量
【更新年月】
2024年4月