電子添文には、 過量投与時の対処法に関する以下の記載があります。(引用1)
(1)症状
過量投与時に心電図諸計測値の延長、心拍数や心収縮性の減少、伝導障害、致死的不整脈、痙攣、低血圧、呼吸不全による死亡等の報告がある。(引用1)
(2)処置
現状で本剤の過量投与に対する特別な処置法はない。なお、次の処置法を考慮すること。[11.1.1参照]注(引用2)
1)消化器から未吸収薬の除去
2)ドパミン、ドブタミン、イソプレナリン等の強心薬投与
3)IABP等の補助循環
4)ペーシングや電気的除細動
本剤は半減期が長いので、上記の処置はできるだけ長時間持続する必要がある。
なお、血液透析は無効である。
注:文中の番号は電子添文の項目を示しています。
【引用】
1)タンボコール錠50mg・錠100mg・細粒10%電子添文 2021年12月改訂(第1版) 13.過量投与 13.1症状
2)タンボコール錠50mg・錠100mg・細粒10%電子添文 2021年12月改訂(第1版) 13.過量投与 13.2処置
【更新年月】
2023年2月