電子添文には、吸収・代謝・排泄に関する以下の記載があります。
16.薬物動態
16.2 吸収(引用1)
16.2.1 食事効果
気管支喘息患者3名にテオロング錠を1回200mg、1日2回投与群で反復投与時における定常状態時での絶食時と摂食時の比較を行った。(引用2)
16.4 代謝(引用3)
経口投与されたテオフィリンは、初回通過効果をほとんど受けず肝で代謝されると考えられる(外国人データ)。(引用4、5)
本剤の代謝に関与する主なチトクロームP450(CYP)分子種は、CYP1A2であると推察される。
16.5 排泄(引用6)
経口投与されたテオフィリンは、尿中にほぼ完全に(テオフィリン12.5%、1-メチル尿酸20.2%、3-メチルキサンチン
13.1%、1-メチルキサンチン1.0%、1,3-ジメチル尿酸53.2%)排泄された(外国人データ)。(引用4、5))
【引用】
1)テオロング錠50mg・100mg・200mg電子添文 2024年5月改訂(第2版) 16.薬物動態 16.2 吸収
2)上島泰二ら:臨牀と研究,1989;66(11):3659-3662 [TEO-0362]
3)テオロング錠50mg・100mg・200mg電子添文 2024年5月改訂(第2版) 16.薬物動態 16.4 代謝
4)Hendeles L. et al.:Pharmacotherapy, 1983;3(1):2-44 [TEO-0029]
5)Grygiel J. J. et al.:Clin. Pharmacol. Ther., 1979;26(5):660-667 [N-1491]
6)テオロング錠50mg・100mg・200mg電子添文 2024年5月改訂(第2版) 16.薬物動態 16.5 排泄
【更新年月】
2024年10月
【図表あり】