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  • No : 17197
  • 公開日時 : 2022/01/18 09:23
  • 更新日時 : 2025/03/27 17:24
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【デエビゴ】 傾眠の発現時期について教えてください。

【デエビゴ】 

 
傾眠の発現時期について教えてください。

 

カテゴリー : 

回答

不眠症患者を対象とした国際共同第III相臨床試験(303試験)において、傾眠の有害事象を発現した患者の発現時期は以下の通りでした。

傾眠の有害事象を発現した患者において、5mg投与群では38例中20例、10mg投与群では60例中35例が投与開始1週間以内に傾眠が認められています。一方、投与6ヵ月経過後以降に新たに傾眠を発現した患者(5mg投与群3例/38例、10mg投与群3例/60例)もみられました。(引用1)

初回発現時期別解析
(本薬投与例、国際共同第III相臨床試験(303試験)〔投与第1期及び第2期〕) (引用1)

例数(%)
※投与第1期:1~6ヵ月時、第2期:7~12ヵ月時 試験方法については関連情報を参照。

【関連情報】
■国際共同第III相プラセボ対照比較試験[国際共同303試験] (日本人及び外国人データ)(引用2、3)

結果:傾眠の副作用発現率(引用2)
■投与第1期
副作用発現率は、プラセボ群13.8%(44/319例)、レンボレキサント5mg群24.8%(78/314例)、10mg群29.0%(91/314例)であった。
主な副作用は、プラセボ群では頭痛3.4%(11/319例)、異常な夢1.6%(5/319例)、傾眠1.3%(4/319例)、レンボレキサント5mg群では傾眠8.6%(27/314例)、頭痛3.8%(12/314例)、疲労3.2%(10/314例)、10mg群では傾眠12.7%(40/314例)、頭痛3.8%(12/314例)、疲労2.5%(8/314例)であった。
重篤な副作用は、レンボレキサント10mg群の1例(高度の注意力障害)であった。
試験期間中、死亡例はなかった。投与中止に至った有害事象は、プラセボ群12例、レンボレキサント5mg群13例、10mg群26例に認められ、主な有害事象は、プラセボ群では頭痛、傾眠が各2例、企図的過量投与、食欲亢進、筋痙縮、記憶障害、異常な夢、不安、不眠症、脱毛症、蕁麻疹が各1例、レンボレキサント5mg群では傾眠が3例、回転性めまい、上腹部痛、疲労、全身健康状態低下、転倒、下肢骨折、心電図PR延長、筋骨格硬直、頚部痛、変形性関節症、浮動性めまい、頭痛、不眠症、悪夢が各1例、10mg群では傾眠9例、悪夢4例、動悸2例であった
■投与第1期及び第2期(レンボレキサント投与例の通算)
副作用発現率は、レンボレキサント5mg群26.6%(119/447例)、10mg群29.7%(130/437例)であった。
主な副作用は、レンボレキサント5mg群では傾眠8.3%(37/447例)、頭痛4.5%(20/447例)、疲労2.7%(12/447例)、10mg群では傾眠13.3%(58/437例)、頭痛3.7%(16/437例)、疲労3.2%(14/437例)であった。
重篤な副作用は、投与第1期で発現したレンボレキサント10mg群の1例(高度の注意力障害)であった。
試験期間中、死亡例はなかった。
投与中止に至った有害事象は、レンボレキサント5mg群23例、10mg群41例に認められ、主な有害事象は、レンボレキサント5mg群では傾眠7例、浮動性めまい、頭痛が各3例、10mg群では傾眠16例、悪夢4例、動悸、転倒、浮動性めまいが各2例であった。

デエビゴ錠の承認された用法及び用量は、以下の通りです。(引用4)
通常、成人にはレンボレキサントとして1日1回5mgを就寝直前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回10mgを超えないこととする。

 


【引用】
1)CTD2.7.4.2 有害事象 2.7.4.2.1.1 比較的よく見られる有害事象 2.7.4.2.1.1.3 発現時期別の有害事象[DVG-0143]
2)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg総合製品情報概要 臨床成績 4. 国際共同第III相プラセボ対照比較試験[国際共同303試験](海外データを含む) P14 (DVG1001FSG)
3)Karppa, M. et al. :Sleep. 2020 ; 43(9): 1-11 [DVG-0088]
〔利益相反:本論文の著者のうち7名は、エーザイ(株)の社員である。著者にエーザイ(株)より資金提供を受領している者が含まれる。〕
4)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg電子添文 2024年12月改訂(第3版)6.用法及び用量

【更新年月】
2025年3月

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