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  • No : 15038
  • 公開日時 : 2020/03/11 17:17
  • 更新日時 : 2025/06/11 11:10
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【デエビゴ】 効果発現時間は?

【デエビゴ】 

 

効果発現時間は?

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回答

デエビゴの効果発現時間(作用発現時間)について検討されたデータはありません(引用1)。
参考までに、外国304試験では終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を用いて客観的に評価した睡眠潜時(LPS)のデータがあり、結果は以下の通りでした。(引用2、3、4)

 

Day 29/30における睡眠潜時のベースラインからの変化量(中央値)は、デエビゴ5mg群では-12.00分、10mg群では-16.25分であった。
ベースラインからの変化量のプラセボ群との比(最小二乗幾何平均値)は、デエビゴ5mg群では0.773(p=0.0003)、10mg群では0.723(p<0.0001)であり、プラセボ群と比較して有意な短縮が認められ、優越性が検証された。
睡眠潜時の短縮は、プラセボ群と比較してDay 1/2において有意に認められ、プラセボ群に対する変化量の比(最小二乗幾何平均値)は、デエビゴ5mg群では0.850(p=0.0092)、10mg群では0.795(p=0.0002)であった。
ゾルピデムER群との比較では、Day 29/30におけるベースラインからの変化量のゾルピデムER群との比(最小二乗幾何平均値)は、デエビゴ5mg群では0.634(p<0.0001)、10mg群では0.594(p<0.0001)であり、ゾルピデムER群と比較して有意な短縮が認められた。

■海外第III相プラセボ/ゾルピデムER対照比較試験[外国304試験](海外データ)の試験概要は以下の通りです。(引用2、3、4)

 

安全性: 副作用発現率は、プラセボ群7.7%(16/209例)、ゾルピデムER群15.2%(40/263例)、デエビゴ5mg群11.3%(30/266例)、10mg群14.6%(39/268例)であった。
主な副作用は、プラセボ群では頭痛1.9%(4/209例)、浮動性めまい、傾眠がそれぞれ1.4%(3/209例)、ゾルピデムER群では浮動性めまい2.7%(7/263例)、頭痛2.3%(6/263例)、傾眠1.5%(4/263例)、デエビゴ5mg群では傾眠3.8%(10/266例)、頭痛3.4%(9/266例)、浮動性めまい0.8%(2/266例)、10mg群では傾眠6.3%(17/268例)、頭痛3.0%(8/268例)、下痢、浮動性めまいがそれぞれ0.4%(1/268例)であった。
試験期間中、重篤な副作用及び死亡例はなかった。

 

投与中止に至った有害事象は、プラセボ群2例、ゾルピデムER群7例、デエビゴ5mg群2例、10mg群3例に認められ、有害事象は、プラセボ群では口腔腫脹、舌不快感、浮動性めまい、傾眠、寝汗が各1例、ゾルピデムER群では冠動脈疾患、過敏症、肺炎、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加、γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、背部痛、傾眠、不安、頻呼吸、末梢血管障害が各1例、デエビゴ5mg群では認知障害、頭痛、傾眠、悪夢が各1例、10mg群ではγ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、頭痛、嗜眠、坐骨神経痛が各1例であった。

 

※ゾルピデムER:ゾルピデム酒石酸塩徐放製剤(国内未承認薬)

 

デエビゴ錠の承認された用法及び用量は以下の通りです(引用5)
通常、成人にはレンボレキサントとして1日1回5mgを就寝直前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回10mgを超えないこととする。

 

【関連情報】
<評価項目の定義>(引用6)
LPS:消灯から20エポック(30秒1エポック)連続した非覚醒状態の最初のエポックまでの時間(分)

 

外国304試験における睡眠潜時について以下の記載があります。(引用7)

 

 

【引用】
1)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mgインタビューフォーム 2024年12月改訂(第10版) VI. 薬効薬理に関する項目 2. 薬理作用 (3)作用発現時間・持続時間
2)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg総合製品情報概要  臨床成績 5. 海外第III相プラセボ/ゾルピデムER対照比較試験[外国304試験](海外データ) p24 (DVG1001FSG)
3)外国304試験(承認時評価資料) [DVG-0019]
4)Murphy P. et al.: J Clin Sleep Med. 16(5), 765-773, 2020 [DVG-0078]
〔利益相反:本論文の著者のうち3名は、エーザイ(株)の社員である(過去の在籍者を含む)。著者にエーザイ(株)より資金提供を受領している者が含まれる。〕
5)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg電子添文 2024年12月改訂(第3版) 6. 用法及び用量
6)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mgインタビューフォーム 2024年12月改訂(第10版) 睡眠に関する評価項目の定義 評価項目 入眠効果 客観的睡眠潜時(LPS)
7)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mgインタビューフォーム 2024年12月改訂(第10版) V. 治療に関する項目 5. 臨床成績 (4)検証的試験 1)有効性検証試験・臨床効果2. 海外第III相プラセボ/ゾルピデムER対照比較試験[外国304試験](外国人データ)

 

【更新年月】
2025年6月 

KW:効果発現までの時間、作用発現までの時間、寝付くまでの時間、寝付き、入眠時間、tmax 延長、短期作用型、効き始め、効果発現時期、効果判定、作用までの時間、作用時間、一日目、1日目
【図表あり】

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