新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種に関し、効果や安全性に関するデータを持ち合わせておりませんので、最終的には医療機関でご判断をお願いいたします。
なお、ご参考情報として、日本癌治療学会、日本癌学会、日本臨床腫瘍学会のがん関連3学会合同連携委員会による見解をお知らせします。(最新情報は学会ホームページをご確認いただきますようお願いいたします)
日本臨床腫瘍学会 お知らせ(引用1)
日本癌治療学会、日本癌学会、日本臨床腫瘍学会(3学会合同作成)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とがん診療についてQ&A
-患者さんと医療従事者向け ワクチン編 第2版- (2022年2月16日)
www.jsmo.or.jp/news/coronavirus-information/qa_vaccinel_3gakkai.html
Q2:がんの治療中ですが接種しても影響はありませんか。
3.薬物治療2)分子標的薬
接種の可否:
分子標的薬には小分子化合物、抗体薬など様々なものが含まれますが、一般に分子標的薬による治療中であってもCOVID-19ワクチン接種は前向きに検討できると考えられます。
接種のタイミング:
分子標的薬の大多数を占める小分子化合物の多くは連日の内服であるため、ワクチン接種を避けるべき時期は特に想定されません。
接種後の注意:
EGFRチロシンキナーゼ阻害薬など特に薬剤性肺炎に注意が必要な分子標的薬投与中にワクチン接種を行い、発熱を認めた場合、ワクチンによる発熱なのか薬剤性肺炎による発熱なのか検査を行わなければ判別がつきにくくなる可能性があります。薬剤性肺炎のリスクは、使用している分子標的薬の種類・使用期間など患者にそれぞれ異なりますので、個々の患者毎にワクチン接種後に発熱した場合の受診のタイミング、分子標的治療薬の休薬の要否など予め想定しておくことが望ましいと思われます。
【引用】
1)日本臨床腫瘍学会 お知らせ
日本癌治療学会、日本癌学会、日本臨床腫瘍学会(3学会合同作成)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とがん診療についてQ&A
-患者さんと医療従事者向け ワクチン編 第2版- (2022年2月16日)
www.jsmo.or.jp/news/coronavirus-information/qa_vaccinel_3gakkai.html (最終閲覧日:2023年7月7日)
【更新年月】
2024年5月