電子添文には、食事の影響に関して以下の記載があります。
16. 薬物動態
16.2 吸収
16.2.1 食事の影響(引用1)
外国人健康成人16例に本剤10mg注)をクロスオーバー法により、空腹時又は食後(高脂肪食)に単回経口投与した。空腹時と比較して、食後投与のCmax及びAUC(0-inf)の臨床的に意味のある変化は認められなかった。(引用2)
注)本剤の承認された用法及び用量は、「根治切除不能な甲状腺癌」、「切除不能な胸腺癌」は24mg/日、「がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌」、「根治切除不能又は転移性の腎細胞癌」はペムブロリズマブ(遺伝子組換え)との併用において20mg/日、「切除不能な肝細胞癌」は体重60kg以上の場合は12mg/日、体重60kg未満の場合は8mg/日である。
服用時間の規定はありませんが、飲み忘れ防止のため、毎日ほぼ同じ時刻に服用することを推奨しています(引用3、4、5、6)。
【引用】
1) レンビマカプセル4mg・10mg電子添文 2024年2月改訂(第5版) 16. 薬物動態 16.2 吸収 16.2.1 食事の影響
2)Shumaker, R. et al. : Int. J. Clin. Pharmacol. Ther., 52, (4):284-291 (2014) [LEN-0002] (著者はすべてEisai Inc.の社員でした。)
3)【甲状腺癌】レンビマカプセル4mg・10mg適正にご使用いただくためのガイドブック IV Q&A 8 p87 (LEN1002HSG)
4)【肝細胞癌】レンビマカプセル4mg適正にご使用いただくためのガイドブック IV Q&A 24 p79 (LEN1087DSG)
5)【子宮体癌】レンビマカプセル4mg・10mg適正にご使用いただくためのガイドブック IV Q&A 27 p78 (LEN1400BSG)
6)【腎細胞癌】レンビマカプセル4mg・10mg適正にご使用いただくためのガイドブック IV Q&A 21 p71 (LEN1500ASG)
【更新年月】
2024年6月