電子添文には、用法及び用量に関して以下の記載があります。
6. 用法及び用量(引用1)
■根治切除不能な甲状腺癌、切除不能な胸腺癌
通常、成人にはレンバチニブとして1日1回24mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
■がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはレンバチニブとして1日1回20mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
■切除不能な肝細胞癌
通常、成人には体重にあわせてレンバチニブとして体重60kg以上の場合は12mg、体重60kg未満の場合は8mgを1日1回、経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
7. 用法及び用量に関連する注意(引用2)
〈根治切除不能な甲状腺癌、切除不能な胸腺癌〉
7.1 本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.2 副作用があらわれた場合は、症状、重症度等に応じて以下の基準を考慮して、本剤を減量、休薬又は中止すること。減量して投与を継続する場合には、1日1回20mg、14mg、10mg、8mg又は4mgに減量すること。
減量、休薬及び中止基準
表中の番号は電子添文の各項目を示しています。
*: GradeはCTCAE(Common Terminology Criteria for Adverse Events)version 4.0に準じる。
〈切除不能な肝細胞癌〉
7.3本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.4 臨床試験において、中等度(Child-Pughスコア7~8)の肝機能障害を有する肝細胞癌患者に対する最大耐用量は1日1回8mgであることが確認されている。
7.5 副作用があらわれた場合は、症状、重症度等に応じて以下の基準を考慮して、本剤を減量、休薬又は中止すること。
減量段階基準
減量、休薬及び中止基準
表中の番号は電子添文の各項目を示しています。
*: GradeはCTCAE version 4.0に準じる。
〈がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉
7.6 副作用があらわれた場合は、症状、重症度等に応じて以下の基準を考慮して、本剤を減量、休薬又は中止すること。減量して投与を継続する場合には、1日1回14mg、10mg、8mg又は4mgに減量すること。
減量、休薬及び中止基準
表中の番号は電子添文の各項目を示しています。
*:GradeはCTCAE version 4.0に準じる。
【引用】
1)レンビマカプセル4mg・10mg電子添文 2024年2月改訂(第5版) 6. 用法及び用量
2)レンビマカプセル4mg・10mg電子添文 2024年2月改訂(第5版) 7. 用法及び用量に関連する注意
【更新年月】
2024年5月