電子添文には、作用機序に関して以下の記載があります。
18. 薬効薬理
18.1 作用機序(引用1)
ALSに対する作用機序の詳細は解明されていない。メコバラミンは、活性型ビタミンB12であり、ホモシステインからメチオニンを合成するメチオニン合成酵素の補酵素として働く。ホモシステインは神経変性に関わると考えられており、メコバラミンは、ホモシステインによる神経変性を抑制すると考えられる。また、メチオニンとアデノシンの縮合によりS-アデノシルメチオニン(SAM)が生成し、タンパク質のダメージの修復時にメチル基供与体として働く。メコバラミンは、SAMを介して神経変性を修復すると考えられる。(引用2~4)
【引用】
1)ロゼバラミン筋注用25mg 電子添文 2024年9月作成(第1版) 18.薬効薬理 18.1.作用機序
2)Kikuchi M. et al.:Invest. Ophthalmol. Vis. Sci., 1997;38(5): 848-854 [MBL-0851]
3)Akaike A. et al.:Eur. J. Pharmacol., 1993;241(1): 1-6 [MBL-0786](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
4)Hemendinger R.A. et al.:Toxicol. Appl. Pharmacol., 2011;251(3): 217-225 [RBM-0047](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
【作成年月】
2024年9月