電子添文には、薬物動態に関する以下の記載があります。
16.薬物動態(引用1)
16.1 血中濃度
16.1.1 反復投与
健康成人男子8名にエペリゾン塩酸塩1日1回150mg注)を14日間反復経口投与し、1日、8日及び14日目の血漿中濃度を測定した。その際、最高血漿中濃度到達時間(tmax)は1.6~1.9時間、最高血漿中濃度は7.5~7.9ng/mL、消失半減期(t1/2)は1.6~1.8時間、また血漿中濃度時間曲線下面積(AUC)は19.7~21.1ng・hr/mLであり、初回投与時に比べ8日及び14日目においても有意な変動を認めなかった。(引用2)
注)本剤の承認された用法及び用量は「錠50mg:通常成人には1日量として3錠(エペリゾン塩酸塩として150mg)を3回に分けて食後に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。」「顆粒10%:通常成人には1日量として1.5g(エペリゾン塩酸塩として150mg)を3回に分けて食後に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。」である。
【引用】
1)ミオナール錠50mg・顆粒10%電子添文 2023年7月改訂(第1版) 16.薬物動態
2)田中 茂ら:基礎と臨床,1982;16(12):6423-6433[MYO-0046](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
【更新年月】
2024年5月