電子添文及びインタビューフォームには、合併症・既往歴等のある患者様に関する以下の記載があります。
(1)神経疾患を有する患者
嚥下困難等を有する患者では、投与筋以外の遠隔筋に対する影響と考えられる副作用のリスクが増加するため特に注意すること。[8.3、13.1、15.2.2参照]注(引用1)
注:文中の番号は電子添文の各項目を示しています。
(2)慢性の呼吸器障害のある患者
病態を悪化させるおそれがある。(引用2)
(3)重篤な筋力低下あるいは萎縮がある患者
症状を悪化させるおそれがある。(引用3)
【関連情報】
(解説)
(1)嚥下障害等の神経疾患を有する患者では、この副作用の発現リスクが増大することがあるため特に注意が必要であることから、本項を設定した。(引用4)
(2)呼吸器障害を有する患者において、本剤による呼吸器系の副作用が合併した場合、病態悪化のおそれがあることから、本項を設定した。(引用4)
(3)筋力低下あるいは萎縮を有する患者において、本剤による骨格筋等の副作用が合併した場合、病態悪化のおそれがあることから、本項を設定した。(引用4)
【引用】
1)ナーブロック筋注2500単位電子添文 2021年2月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.1合併症・既往歴等のある患者 9.1.1神経疾患を有する患者
2)ナーブロック筋注2500単位電子添文 2021年2月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.1合併症・既往歴等のある患者 9.1.2慢性の呼吸器障害のある患者
3)ナーブロック筋注2500単位電子添文 2021年2月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.1合併症・既往歴等のある患者 9.1.3重篤な筋力低下あるいは萎縮がある患者
4)ナーブロック筋注2500単位インタビューフォーム 2021年2月改訂(第6版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (1)合併症・既往歴等のある患者
【更新年月】
2022年9月