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  • No : 3105
  • 公開日時 : 2018/07/19 00:00
  • 更新日時 : 2025/03/21 18:28
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【メチコバール・注射】 半減期・Cmaxなど、血中濃度の推移を教えてください。

【メチコバール・注射】 

 

半減期・Cmaxなど、血中濃度の推移を教えてください。
 

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回答

電子添文には、薬物動態に関する以下の記載があります。

 

16.薬物動態(引用1)
16.1 血中濃度
16.1.1 単回投与
健康成人男子12名にメコバラミン500μgを単回筋肉内並びに静脈内投与した場合、最高血清中総ビタミンB12(以下B12)濃度到達時間(tmax)は、筋肉内投与時では0.9時間、静脈内投与時では投与終了直後~3分後であった。
投与後の血清中総B12濃度から投与前の内因性血清総B12濃度を引いた増加分の最高血清中総B12濃度(ΔCmax)は、筋肉内、静脈内投与でそれぞれ22.4、85.0ng/mLであった。
また、投与後144時間までの実測値から算出した血清中総B12濃度時間曲線下面積(ΔAUC)は、筋肉内、静脈内投与時それぞれ、204.1、358.6ng・hr/mLであった。
結合飽和率については、両投与群とも、投与後144時間までほぼ同等の増加が認められた。(引用2)

 

 

16.1.2 反復投与
健康成人男子6名にメコバラミン500μgを10日間反復静脈内投与した。各投与直前の血清中総B12濃度は、投与日数とともに徐々に増加し、初回投与24時間後値(3.9±1.2ng/mL)に比べ2日目投与後では約1.4倍(5.3±1.8ng/mL)、3日目投与後では約1.7倍(6.8±1.5ng/mL)となり、投与期間中はこの濃度で維持された。(引用2)

 

※メチコバール注射液の用法及び用量は以下の通りです。
6.用法及び用量(引用3)
<末梢性神経障害>
通常、成人は1日1回1アンプル(メコバラミンとして500μg)を週3回、筋肉内または静脈内に注射する。
ただし、年齢及び症状により適宜増減する。
<巨赤芽球性貧血>
通常、成人は1日1回1アンプル(メコバラミンとして500μg)を週3回、筋肉内または静脈内に注射する。
約2ヵ月投与した後、維持療法として1~3ヵ月に1回1アンプルを投与する。

 


【引用】
1)メチコバール注射液500μg電子添文 2023年4月改訂(第1版) 16.薬物動態
2)小川正ら:ビタミン,1989;63(3):123-131 [MBL-0652]
3)メチコバール注射液500μg電子添文 2023年4月改訂(第1版) 6.用法及び用量

 

【更新年月】
2025年3月

 

【図表あり】

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