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医療用医薬品一覧
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1.ムコ蛋白を分解し喀痰粘度を低下させる
本剤のSH基が粘液ムコ蛋白の-S-S-結合を開裂して、速やかに喀痰の粘度を低下させます。この作用は、膿性及び非膿性粘液分泌物を液化することができます。(①②③)
2.痰のレオロジカルな変化をもたらす
痰の流動性・溶解度は明らかに増加し、降伏値・粘着性などは低下を示します。これらのレオロジカルな性状の変動は、痰の喀出の容易化を強く示唆します。(④)
3.pH 7 ~ 9 で粘液溶解作用は最大
pHの上昇と共に薬剤の効力が増し、pH 7 ~ 9 で粘液溶解作用は最大となります。病的な気管支内分泌物のpHは、アルカリ側に傾いているので効果的に作用し、感染時にも使用できます。(①③)
(参考)
・ムコフィリン吸入液 20% 添付文書 2011年4月改訂(第8版)【薬効薬理】
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文献請求番号 |
① |
Sheffner, A.L.: |
Ann. New York Acad. Sci., |
106, |
298 |
(1963) |
MF-0003 |
② |
Sheffner, A.L.: |
Am. Rev. Respir. Dis., |
90, |
721 |
(1964) |
MF-0008 |
③ |
杉山浩太郎ら: |
日本胸部臨床, |
24, |
312 |
(1965) |
MF-0001 |
④ |
長岡滋ら: |
日本胸部臨床, |
40, |
94 |
(1981) |
MF-0005 |