電子添文及びインタビューフォームには、腎機能障害の患者への投与に関する以下の記載があります。
[ネオフィリン注250mg・注PL250mg・注点滴用バッグ250mg共通]
(1)急性腎炎の患者
腎臓に対する負荷を高め、尿蛋白が増加するおそれがある。(引用1、2)
[ネオフィリン注点滴用バッグ250mg]
(2)腎障害のある患者
水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。(引用3)
【関連情報】
(解説)
[ネオフィリン注250mg・注PL250mg・注点滴用バッグ250mg共通]
(1)キサンチン系薬剤は利尿作用があるので、腎臓に対する負荷を高め、尿蛋白が増加するおそれがあることから、本項を設定した。(引用4)
[ネオフィリン注点滴用バッグ250mg]
(2)水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがあることから、本項を設定した。(引用4)
【引用】
1)ネオフィリン注250mg・注PL250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.2腎機能障害患者 9.2.1急性腎炎の患者
2)ネオフィリン注点滴用バッグ250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.2腎機能障害患者 9.2.1急性腎炎の患者
3)ネオフィリン注点滴用バッグ250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.2腎機能障害患者 9.2.2腎障害のある患者
4)ネオフィリン注250mg・注PL250mg・注点滴用バッグ250mgインタビューフォーム 2020年11月改訂(改訂第17版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (2)腎機能障害患者
【作成年月】
2023年2月