• No : 3068
  • 公開日時 : 2018/07/17 00:00
  • 更新日時 : 2018/07/19 13:30
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【サイレース・注射】 妊婦等への投与に関する注意事項は?

回答

動物実験で催奇形作用が報告されているので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、投与しないことが望ましい。

1)妊娠動物(ラット)に経口投与した実験で、50mg/kgの用量で催奇形作用が認められます。


2)妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム、クロルジアゼポキシド等)を服用していた患者が出産した新生児において、口唇裂、口蓋裂等が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告があります。


3)ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されています。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もあります。また、ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されています。


4)分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系化合物で報告されています。


【引用】

・サイレース静注2mg 添付文書 2016年3月改訂(第9版) 【使用上の注意】 6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与


【関連情報】
特にありません。


 
【作成年月】
2018年1月