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  • No : 2436
  • 公開日時 : 2018/04/23 00:00
  • 更新日時 : 2021/03/18 11:32
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【ワーファリン】 II‐5.7.小児に関連する人工弁置換術後のワルファリン療法(適正使用情報 改訂版〔本編〕 2020年2月発行)

【ワーファリン】 
 
II‐5.7.小児に関連する人工弁置換術後のワルファリン療法(適正使用情報 改訂版〔本編〕 2020年2月発行)
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回答

小児の機械弁置換術後の血栓症予防では、長期にわたる安定した療法が困難であること、外傷の機会が多く小児は怪我をしやすいこと、10代の服薬コンプライアンスが低いこと、出血による合併症が成人よりも多いことなど、成人に比べ多くの問題点がある。小児でのデータが十分でないこと、ワルファリン療法の課題などから、小児における検討も行われている53-59)。

 


OBS Bradleyら(1997)60)は、18才以下で機械弁置換術後の患者にて、プロトロンビン時間比1.5倍のワルファリン群48例(男27例、女21例、手術時0.5~18.6才)、アスピリン(5~6mg/kg/日)+ジピリダモール(6mg/kg/日)の抗血小板薬群16例(男10例、女6例、手術時3.9~16.4才)に分け、比較した。観察開始時/終了時の年齢は10ヵ月~25才/3~35才であり、追跡期間はワルファリン群272患者・年、抗血小板薬群116患者・年であった。両群の患者背景に有意差はなかった。ワルファリン群vs抗血小板薬群の生存率、血栓塞栓症発生率(2.6%/患者・年 vs 1.7%/患者・年)、出血事故発生率(1.5%/患者・年 vs 0%/患者・年)、血栓塞栓症または出血事故の発生率(4%/患者・年 vs 1.7%/患者・年)に有意差はなかった。

 

 

【参考文献】    [文献請求番号]

53)Evans D.I.K. et al.: J.Clin.Pathol.,     45,     707(1992)    WF-0784

54)金沢 宏ら: 胸部外科,     44,     887(1991)    WF-0745

55)Ibrahim M. et al.: J.Thorac.Cardiovasc.Surg.,     108,     52(1994)    WF-0826

56)曲 人伸ら: 胸部外科,     38,     5(1985)    WF-0537

57)青柳成明ら: 日本小児外科学会雑誌,     23,     539(1987)    WF-0377

58)鈴木 直人ら: 日本胸部外科学会雑誌,     40,     2222(1992)    WF-0814

59)Andrew M. et al.: Thromb.Haemost.,     71,     265(1994)    WF-0823

60)Bradley S.M. et al.: Ann.Thorac.Surg.,     64,     30(1997)    WF-3209

 

【更新年月】

2021年1月

 

 

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