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  • No : 18695
  • 公開日時 : 2023/07/07 17:35
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【ネオフィリン・注・注PL・注点滴用バッグ】 授乳婦への投与に関する注意事項について教えてください。

【ネオフィリン・注・注PL・注点滴用バッグ】 
 
授乳婦への投与に関する注意事項について教えてください。
 
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回答

電子添文及びインタビューフォームには、授乳婦への投与に関する以下の記載があります。
 
[ネオフィリン注250mg・注PL250mg・注点滴用バッグ250mg共通]
授乳しないことが望ましい。ヒト母乳中に移行し、乳児に神経過敏を起こすことがある。(引用1、2)
 
【関連情報】
■乳汁への移行性(引用3、4)
気管支喘息の産婦に対し、産後テオフィリンを1日300~600mg経口投与した。その後喘息発作のため入院した際アミノフィリン水和物を1回250mgずつ反復点滴静注したところ、母乳中テオフィリン濃度は、血清中濃度をよく反映していた。
また、2名の授乳婦の産後2~113日の血清中テオフィリン濃度に対する母乳中濃度比(M/S比)は0.61で、相関係数もr=0.971と高い相関が得られた。
 
 
なお、用法及び用量は以下の通りです。
 
[ネオフィリン注250mg・注PL250mg]
アミノフィリン水和物として、通常成人1回250mgを1日1~2回生理食塩液又は糖液に稀釈して5~10分を要して静脈内に緩徐に注入する。必要に応じて点滴静脈内注射する。
小児には1回3~4mg/kgを静脈内注射する。投与間隔は8時間以上とし、最高用量は1日12mg/kgを限度とする。必要に応じて点滴静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。(引用5)
 
[ネオフィリン注点滴用バッグ250mg]
アミノフィリン水和物として、通常成人1回250mg(本剤250mL)を1日1~2回、点滴静脈内注射する。
小児には1回3~4mg/kg(本剤3~4mL/kg)を点滴静脈内注射する。投与間隔は8時間以上とし、最高用量は1日12mg/kg(本剤12mL/kg)を限度とする。
なお、年齢、症状により適宜増減する。(引用6)
 

【引用】
1)ネオフィリン注250mg・注PL250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.6授乳婦
2)ネオフィリン注点滴用バッグ250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.6授乳婦
3)ネオフィリン注250mg・注PL250mg・注点滴用バッグ250mgインタビューフォーム 2020年11月改訂(改訂第17版) VII.薬物動態に関する項目 5.分布 (3)乳汁への移行性
4)寺沢千佳子ら:TDM研究6(2),p211-216(1990)[N-2154](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された。)
5)ネオフィリン注250mg・注PL250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 6.用法及び用量
6)ネオフィリン注点滴用バッグ250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 6.用法及び用量

【更新年月】
2023年2月

 

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