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医療用医薬品一覧
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[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]
〔薬効分類 625 抗ウイルス剤〕
[相互作用の内容]
本剤の作用を増強する可能性がある。【デラビルジンの添付文書に併用注意の記載がある】
[併用時の注意]
併用開始時および併用中止時は、血液凝固能検査値の変動に注意し、必要に応じて本剤の用量調節を行うこと。
[相互作用の機序]
デラビルジンが本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A、CYP2C9)を阻害する。
[相互作用の事例]
文献的報告はない。
[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]
〔薬効分類 625 抗ウイルス剤〕
[相互作用の内容]
本剤の作用を減弱したとの報告がある。【ネビラピンの添付文書に併用注意の記載がある】
[併用時の注意]
十分な情報で評価が確立するまで、一応の注意が必要である。
併用開始時および併用中止時は、血液凝固能検査値の変動に注意し、本剤の用量調節を行うこと。
[相互作用の機序]
ネビラピンが本剤の薬物代謝酵素を誘導する。
[相互作用の事例]
<症例報告事例>1)【ワルファリンの作用減弱】
(症例1)38才男性。原発性肺高血圧症でワルファリン2.5mg/日を2年投与中。抗HIV薬はジドブジン、ジアノシンを投与中で、プロトロンビン時間比35~38%、INR2.1~2.4であった。抗HIV薬をスタブジン、ラミブジン、ネビラピンに変更した所、INR1.3、プロトロンビン時間比は55%となった。ワルファリンを5mg/日に増量して、INRは2.0、プロトロンビン時間比は37%となった。ネビラピンをサキナビルに変更した所、ワルファリン必要量は2.5mg/日となった。
(症例2)28才男性。ジドブジン、ラミブジン、ネビラピン投与中に、深部静脈血栓症を発症。ヘパリン静注後、ワルファリン投与としたが、17mg/日まで増量してもプロトロンビン時間比は65%以下にならなかった。ネビラピンのみを中止した所、プロトロンビン時間比、INRを治療域に保つのに必要なワルファリン量は5mg/日となった。ネビラピンを再開すると、ワルファリン必要量は12mg/日となった。
(症例3)39才男性。ジドブジン、ラミブジン、ネビラピン、リファンピシン投与中に、深部静脈血栓症によりワルファリン療法を開始した。リファンピシンを中止し、ワルファリンを12.5mg/日まで増量したにも関らず、プロトロンビン時間比83%、INR1.18であった。ネビラピンのみ中止した所、ワルファリン7.5mg/日でプロトロンビン時間比26%、INR3.47となった。(海外)
【参考文献】 [文献請求番号]
1)Dionisio D et al.: AIDS, 15, 277(2001) WF-1660