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医療用医薬品一覧
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(Ⅷ-16「骨粗鬆症治療用ビタミンK2製剤(メナテトレノン)」の項参照)
[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]
〔薬効分類 399 他に分類されない代謝性医薬品〕
[相互作用の内容]
本剤の作用を増強する可能性がある。【イプリフラボンの添付文書に併用注意の記載がある】
[併用時の注意]
併用開始時および併用中止時は、血液凝固能検査値の変動に注意すること。
[相互作用の機序]
不明。
[相互作用の事例]
国内のイプリフラボンの市販後調査で報告されている。
[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]
〔薬効分類 399 他に分類されない代謝性医薬品〕
[相互作用の内容]
本剤との相互作用はないと考えられる。【ラロキシフェンの添付文書に併用注意の記載がある】
[併用時の注意]
相互作用は生じないか、または生じたとしても臨床上問題にならない程度と思われる。
ただし、十分な情報で評価が確立するまで、一応の注意が必要である。
[相互作用の機序]
不明。
[相互作用の事例]
<臨床研究報告>1)【ワルファリンの薬力学、薬物動態への影響】
(1)47~72才の健康な閉経後の女性15名に対し、第1日朝にワルファリン20mgを経口投与した。第6日~第20日、ラロキシフェンを120mg/日連続経口投与し、第16日朝に再度ワルファリン20mgを経口投与した。S-ワルファリン、R-ワルファリンともに、ラロキシフェン併用時には単独投与時に比し、AUC0-∞が有意に増大(各15 %、6%)し、経口クリアランスは有意に低下(各14.1%、7.1%)し、分布容積が有意に減少(各9.8%、7.4%)した。最高血漿中濃度、同到達時間、半減期は、S体、R体とも、ラロキシフェンの影響を受けなかった。
(2)健康供血者の血液を用いて、ワルファリン、ラロキシフェンの蛋白結合が相手薬剤の影響を受けるか否かを検討した。両薬混合による蛋白結合の有意な置換は、認められなかった。
(3)ワルファリン投与によるプロトロンビン時間の変化を、投与前から経時的に検討した。単独投与時とラロキシフェン併用時のワルファリン投与前のプロトロンビン時間には、差はなかった。ワルファリン単独投与時に比し、ラロキシフェン併用時は、プロトロンビン時間最大値は10%の有意な短縮を、プロトロンビン時間-時間曲線下面積は8%の有意な減少を示した。ワルファリンの薬力学に対し、ラロキシフェンは薬物動態と逆の影響を示した。(海外)
【参考文献】 [文献請求番号]
1)Miller JW et al.: Pharm. Res., 18, 1024(2001) WF-1650