hhcホットライン
(平日9時~18時 土日・祝日9時~17時)
フリーダイヤル0120-419-497
|
医療用医薬品一覧
|
(Ⅷ-29「サラゾスルファピリジン」の項参照)
[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]
〔薬効分類 239 その他の消化器官用薬〕
[相互作用の内容]
本剤の作用を減弱したとの報告がある。
[併用時の注意]
十分な情報で評価が確立するまで、一応の注意が必要である。
[相互作用の機序]
不明。
[相互作用の事例]
<症例報告事例>1)【ワルファリンの作用減弱】
51才女性。深部静脈血栓症のためワルファリンを投与しており、5mg/日にてINRは2~3で安定していた。孤発性の盲腸潰瘍と診断され、メサラジン2400mg/日を処方された。その後もワルファリン5mg/日を継続したが、プロトロンビン時間はメサラジン開始以降は測定していなかった。慢性の静脈うっ滞が著しくなり入院、検査を行った所、プロトロンビン時間11.9秒、部分トロンボプラスチン時間23秒、INR0.9であり、ヘパリン静注で部分トロンボプラスチン時間を50~80秒に維持した。翌日よりワルファリンを増量したが、入院10日目までプロトロンビン時間は12.1~15.1秒、INRは1.1~1.6で推移した。第10病日、メサラジン投与中止。第11病日および第12病日のワルファリン投与量は8mg/日で、第11病日のプロトロンビン時間15.5秒、INR1.8。第12病日、プロトロンビン時間16.5秒、INR2.1。その後はワルファリン5mg/日に減量した。(海外)
【参考文献】 [文献請求番号]
1)Marinella MA: Ann. Pharmacother., 32, 841(1998) WF-1309