バファリン配合錠A81のインタビューフォームには、製品の治療学的特性として以下の記載があります。(引用1)
(1)抗血小板剤として、本邦初承認のアスピリン製剤。
(2)血小板凝集作用の強いトロンボキサンA2の産生酵素を不可逆的に阻害する。
(3)早く吸収され、胃腸障害も少ない制酸緩衝性のアスピリン製剤。
(4)本剤は副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないが、本剤と同じアスピリン・ダイアルミネート製剤である小児用バファリン等の再評価時の主な副作用は消化器系障害であり、250例中、消化管の不快症状4例、消化管の出血1例、出血異常2例であった。
(5)アスピリン製剤の重大な副作用(頻度不明)として、ショック、アナフィラキシー、出血、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、再生不良性貧血、喘息発作の誘発などが報告されている。
(6)アスピリンは、国内外の川崎病治療ガイドラインに記載されている川崎病の治療薬である。
【引用】
1)バファリン配合錠A81インタビューフォーム 2022年5月改訂(改訂第7版) I.概要に関する項目 2.製品の治療学的特性
【更新年月】
2022年9月