過量服用時の処置として、電子添文「13.過量投与」、インタビューフォーム「VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 10.過量投与」に以下の記載があります。(引用1、2)
13.2処置
アトロピン硫酸塩水和物のような3級アミン系抗コリン剤が本剤の過量投与の解毒剤として使用できる。アトロピン硫酸塩水和物の1.0~2.0mgを初期投与量として静注し、臨床反応に基づいてその後の用量を決める。他のコリン作動薬では4級アンモニウム系抗コリン剤と併用した場合、血圧及び心拍数が不安定になることが報告されている。
【関連情報】
電子添文「13.過量投与」、インタビューフォーム「VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 10.過量投与」に以下の記載があります。(引用2、3)
13.1症状
コリンエステラーゼ阻害剤の過量投与は高度な嘔気、嘔吐、流涎、発汗、徐脈、低血圧、呼吸抑制、虚脱、痙攣及び縮瞳等のコリン系副作用を引き起こす可能性がある。筋脱力の可能性もあり、呼吸筋の弛緩により死亡に至ることもあり得る。
【引用】
1)アリセプト錠3mg・5mg・10mg・細粒0.5%・D錠3mg・5mg・10mg・内服ゼリー3mg・5mg・10mg・ドライシロップ1%電子添文 2022年11月改訂(第2版) 13.過量投与 13.2
2)アリセプト錠3mg・5mg・10mg・細粒0.5%・D錠3mg・5mg・10mg・内服ゼリー3mg・5mg・10mg・ドライシロップ1%インタビューフォーム 2022年11月改訂(改訂第32版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 10.過量投与
3) アリセプト錠3mg・5mg・10mg・細粒0.5%・D錠3mg・5mg・10mg・内服ゼリー3mg・5mg・10mg・ドライシロップ1%電子添文 2022年11月改訂(第2版) 13.過量投与 13.1
【更新年月】
2022年12月