• No : 11070
  • 公開日時 : 2019/11/07 16:13
  • 更新日時 : 2024/10/10 17:47
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【エクフィナ】 他のパーキンソン病治療剤と相互作用はありますか?

【エクフィナ】 
 
他のパーキンソン病治療剤と相互作用はありますか?
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回答

MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩:エフピー、ラサギリンメシル酸塩:アジレクト)は「併用禁忌」に設定されています。
エクフィナはMAO-B阻害作用を有することから、相加作用によって高血圧クリーゼ及びセロトニン症候群等の重篤な副作用発現のおそれがあります。(引用1、2、3)
その他のパーキンソン病治療剤で「併用禁忌」、「併用注意」に設定されている薬剤はありません。

電子添文には、MAO阻害剤との併用禁忌に関して以下の記載があります。(引用2)
10.相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
表中の番号は電子添文の各項目を示しています。

電子添文には、用法及び用量に関して以下の記載があります。(引用1)
7.用法及び用量に関連する注意
7.1 レボドパ含有製剤との併用によりレボドパ由来の副作用(ジスキネジア等)があらわれることがある。このため、本剤の投与開始時又は増量時には患者の状態を十分観察し、このような副作用が認められた場合は、本剤あるいはレボドパ含有製剤の用量を調節すること。

 
【関連情報】
インタビューフォームには、用法及び用量に関して以下の記載があります。(引用4)
V.治療に関する項目
4.用法及び用量に関連する注意
(解説)
7.1 国内外のプラセボ対照比較試験でのサフィナミド投与によるジスキネジアの発現率は、プラセボ群と比較して6.2~10.3%の範囲で高かった。本剤は薬理作用として脳内ドパミン量の増加作用を有するため、ジスキネジア等のドパミン作動性の副作用が発現することが予想されることから設定した。

電子添文には、レボドパ/カルビドパとの薬物相互作用に関して以下の記載があります。(引用5)
16.薬物動態
16.7 薬物相互作用
16.7.5 レボドパ/カルビドパ
パーキンソン病患者(24 例)にレボドパ/カルビドパ投与下でサフィナミド100mgを1日1回6日間反復投与した時、レボドパ/カルビドパ単独投与時と比較して、レボドパのCmax及びAUC0-6はそれぞれ0.6%及び7.2%減少した(外国人データ)。(引用6)

他のMAO阻害剤と切り替える場合の措置方法(引用2)
エクフィナの投与を中止してから他のMAO阻害剤の投与を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔を置いてください。また、他のMAO阻害剤の投与を中止してからエクフィナの投与を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔を置いてください。
 

【引用】
1)エクフィナ錠50mg 電子添文 2020年12月改訂(第4版) 7.用法及び用量に関連する注意 7.1
2)エクフィナ錠50mg 電子添文 2020年12月改訂(第4版) 10.相互作用 10.1 併用禁忌
3)エクフィナ錠50mg 電子添文 2020年12月改訂(第4版) 10.相互作用 10.2 併用注意
4)エクフィナ錠50mg インタビューフォーム 2020年12月改訂(第4版) V.治療に関する項目 4.用法及び用量に関連する注意
5)エクフィナ錠50mg 電子添文 2020 年12 月改訂(第4 版) 16.薬物動態 16.7 薬物相互作用 16.7.5 レボドパ/カルビドパ
6)社内資料:薬物相互作用試験(レボドパ/カルビドパ)CTD2.7.6.16[EQF-0030]

【更新年月】
2023年5月
 
KW:併用注意、エフピー、アジレクト、ネオドパストン、メネシット、アポモルヒネ、アポカイン、アマンタジン、シンメトレル、イストラデフィリン、ノウリアスト、エンタカポン、コムタン、カベルゴリン、カバサール、ゾニサミド、トレリーフ、エクセグラン、タリペキソール、ドミン、チアプリド、グラマリール、トリヘキシフェニジル、アーテン、セドリーナ、トリヘキシン、パーキネス、パキソナール、ドロキシドパ、ドプス、ビペリデン、アキネトン、ピロヘプチン、トリモール、ブロモクリプチン、パーロデル、プラミペキソール、ミラペックス、ビ・シフロール、ビシフロール、ペルゴリド、ペルマックス、マザチコール、ペントナ、ドパストン、ドパゾール、ベンセラジド、ネオドパゾール、イーシー・ドパール、イーシードパール、マドパー、デュオドーパ、スタレボ、ロチゴチン、ニュープロパッチ、ロピニロール、レキップ、併用