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医療用医薬品一覧
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電子添文には、過量投与に関する以下の記載があります。
13. 過量投与(引用1)
13.1 症状
本薬の経口剤において、過量投与時に心電図諸計測値の延長、心拍数や心収縮性の減少、伝導障害、致死的不整脈、痙攣、低血圧、呼吸不全による死亡等の報告がある。
13.2 処置
現状で本剤の過量投与に対する特別な処置法はない。なお、次の処置法を考慮すること。
(1)ドパミン、ドブタミン、イソプレナリン等の強心薬投与
(2)IABP等の補助循環
(3)ペーシングや電気的除細動
本剤は半減期が長いので、上記の処置はできるだけ長時間持続する必要がある。
なお、血液透析は無効である。
【関連情報】
インタビューフォームには、過量投与に関する以下の記載があります。
■過量投与(引用2)
(解説)
本剤の投与により、不整脈の悪化や新たな不整脈の発現、ショック症状による血圧低下や心不全症状の発現などが認められた場合には、本剤の投与を中止する。これらの副作用の発現により、急性中毒(過量投与時)の症状を呈する場合が考えられるので、心不全症状を認めた場合は強心薬の投与又はIABPなどの補助循環、不整脈の悪化や新たな不整脈の発現に対してはペーシングや電気的除細動を行うなど、適切な処置を行う。
【引用】
1)タンボコール静注50mg電子添文 2023年5月改訂(第1版) 13. 過量投与
2)タンボコール静注50mgインタビューフォーム 2024年9月改訂(第12版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 10.過量投与
【更新年月】
2025年3月